居反りの宇良が7戦全勝、千秋楽で優勝決定戦へ

[ 2015年11月20日 14:56 ]

龍勢旺(右)を攻める宇良

 居反りなどの奇手を得意とする西幕下54枚目の宇良(23=木瀬部屋)が西三段目26枚目の龍勢旺(29=芝田山部屋)を寄り切って、7戦全勝とした。千秋楽で同じく木瀬部屋所属で7戦全勝の西幕下31枚目の芝(23)と優勝決定戦を行う。

 レスリング経験者の宇良は頭を突き合わせて距離を取り、慎重に間合いをはかった。そして鋭く懐に飛び込むと、片足タックルのように相手の左足を取りにいった。不意をつかれた相手は上体を浮かせて後退。「あの体勢には自信がある。自分の相撲が取れたことが一番でかい」。レスリングのような取り口で快勝した。三段目だった先場所は2敗したが、初の幕下で全勝。「順調過ぎます。次の場所へ向けて、幕下上位で戦える体を作りたい」と語った。

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