北の湖部屋はひっそり 地元住民からも惜しむ声「残念」

[ 2015年11月20日 22:23 ]

 大相撲の元横綱北の湖の訃報を受け、東京都江東区にある北の湖部屋の前には20日夜、報道陣が続々と集まった。部屋関係者は、九州場所が開催されている福岡市に滞在中とみられ、電気は消え、ひっそりと静まりかえったまま。周辺の住民からは「残念」「ショックだ」など惜しむ声が次々と上がった。

 近所に住む無職布田光子さん(70)は「理事長の任期も残っていて、まだまだ活躍できたのに残念です」としばし言葉を失った。近所を散歩中に声を掛けると頭を下げて応じてくれたといい「あれだけの大横綱なのに、気さくな人だと思った」としのんだ。

 近所の男性(62)は「現役時代は『憎たらしいほど強い』と言われ怖い人だと思っていたが、散歩中にあいさつしてくれて、ギャップに驚いた」と振り返り「近くには多くの相撲部屋があるが、北の湖が一番だ」と惜しんだ。

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2015年11月20日のニュース