三谷が大金星!世界1位を圧倒 最後は6連続得点「キャー」

[ 2015年9月11日 05:30 ]

女子シングルス2回戦 インドのサイナ・ネワルに勝利した三谷美菜津

 バドミントンのヨネックス・オープン・ジャパン第3日は10日、東京体育館で各種目の2回戦が行われ、女子シングルスで世界ランキング18位の三谷美菜津(NTT東日本)が同1位のサイナ・ネワル(インド)を2―0のストレートで撃破し、金星を挙げた。山口茜(福井・勝山高)も米国選手にストレート勝ちし、ベスト8に進んだ。男子シングルスの桃田賢斗(NTT東日本)はインドネシア選手に逆転負け。9日に右足首を捻挫した松友美佐紀(日本ユニシス)は、早川賢一(同)と混合ダブルスに出場したが、途中棄権、大会規定で女子ダブルスも不戦敗となり、2連覇を逃した。

 三谷が世界1位を退けた。マッチポイントは甘く浮いた球を相手コートに叩きつけ、「キャー」と雄叫びを上げた。「厳しい試合になると思っていたが、持ち味のスピードを出せたので満足のいく試合だった」。12年フランス・オープン決勝で下した相手とはいえ世界1位。第2ゲームは2―9と先行されたものの、相手のミスで巻き返し、最後は6連続得点で押し切った。

 昨年の世界選手権で銅メダルを獲得。しかし、今季は結果を残せず「ラケットにシャトルが当たらなかった」と不振に陥った。それでもスカッシュ用の少し重いラケットを振るなど基本の練習に戻り、復調の兆しをつかんだ。来年のリオデジャネイロ五輪は日本から最大2人が出場でき、三谷は若手の奥原、山口に甘んじ、世界ランク4番手。「惑わされないように自分は自分と思いながらプレーしている」。大金星が浮上のきっかけとなるか。

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2015年9月11日のニュース