沙保里 苦しみ乗り越え号泣V「年を取ったせいか涙腺が…」

[ 2015年9月11日 08:00 ]

女子53キロ級で優勝し日の丸を背に感極まる吉田沙保里
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レスリング世界選手権第3日 女子53キロ級決勝 吉田沙保里 2―1 ソフィア・マットソン

(9月9日 米ラスベガス)
 【吉田沙保里に聞く】

 ――世界大会V16を達成して。

 「君が代は何度聴いてもいい。メダルをもらってベルトを巻くとホッとする。金メダルを獲るために練習してきているので、この瞬間が最高にうれしい」

 ――決勝は苦しんだ。

 「かなり研究されていた。力は強いし、カウンターを狙っているのも分かった。負けていた時もここで負けては駄目だと自分に言い聞かせた」

 ――優勝が決まって号泣していた。

 「最後まで諦めずに戦った絵莉のこともあったので泣いてしまった。沙羅の試合も泣けた。年を取ったせいか涙腺が緩くて。母がドラマを見て泣いていると“なんで?”と思っていたけど、最近は自分も泣いている」

 ――リオに向けて。

 「相手も分かっているからタックルには簡単に入れない。もっと崩しとかがぶりをうまくできるようにしないと。気持ちを入れ替えてリオの金メダルに向けて練習する」

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