日本 豪州撃破し1敗守った!「持ち味」守備で高さに対抗

[ 2015年9月11日 05:30 ]

第2セット、清水がスパイクを決める

バレーボールワールドカップ男子大会第3日

(9月10日 広島県立総合体育館ほか)
 世界ランキング20位の日本は、同13位のオーストラリアを3―1で破り、2勝1敗とした。清水(パナソニック)らの強打が決まり、2セットを連取。第3セットは25―27で落としたが、第4セットは石川(中大)のアタックなどで25―18と圧倒した。11日は休養日で、日本は12日にカナダと対戦する。

 アジアの強敵から価値ある勝利だ。リベロを除いた先発6人中、4人が身長2メートルを超えるオーストラリア。その高さに対し、日本は「持ち味」(南部監督)と磨き上げた守備力で立ち向かった。

 強いサーブで相手のレシーブを乱す。そうすれば「ほとんどエドガーに(トスが)行くというデータがあった」とリベロの永野(パナソニック)は言う。常に2、3人のブロックで身長2メートル12の主砲を徹底マーク。空いたコースにはレシーバーが入って強打を拾って切り返し、清水、石川が得点を重ねた。

 バレーボール相手のスパイクをレシーブした本数は、オーストラリアの27本を大きく上回る51本。エドガーは「素晴らしい守備だ」と脱帽した。永野は「ブロックとディグ(スパイクレシーブ)の連係が取れていた。大きい選手に太刀打ちできる手段」と誇った。高身長のチームに対しての手本のような戦い方だった。

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