五輪女王破り4強!山口茜「粘り勝ち」 リオ表彰台へ弾み

[ 2015年9月11日 16:18 ]

女子シングルス準々決勝 李雪ゼイに勝利し4強入りした山口茜

 バドミントンのヨネックス・オープン・ジャパン第4日が11日、東京体育館で行われ、女子シングルス準々決勝で世界ランキング10位の山口茜(福井・勝山高)が同4位で12年ロンドン五輪金メダルの李雪ゼイ(中国)を2―1で下し、4強入りを決めた。

 「粘った方が勝つと思っていた。自分が長く我慢できたので、勝負どころで点が入った
と思う」。

 第1ゲームは得意のドロップショットが要所で決まり先取。しかし、それを封じられた第2ゲームを落とすと、最終ゲームは一進一退の攻防。14―11の場面で、劣性だった長いラリーで辛抱強くレシーブしてポイントをものにすると、そこから突き放した。

 山口は6月のインドネシア・オープンで李雪ゼイと4度目の対戦で初勝利を挙げており、これで2連勝。昨年の同大会では1回戦で接戦の末に敗れ、リベンジを期していた。

 「リオはもちろん目標だが、(李雪ゼイに勝って)これからの自分のキャリアの中で、良い勝負ができて、勝ちきれたことは、上を目指していく上で自信になる」。

 来年リオデジャネイロ五輪表彰台へ、弾みのつく金星となった。

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2015年9月11日のニュース