34歳で進化中…フェデラー 超攻撃スタイルで2年連続4強

[ 2015年9月11日 05:30 ]

男子シングルス準々決勝 リターンするロジャー・フェデラー

テニス全米オープン第10日

(9月9日 ニューヨーク ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター)
 シングルス準々決勝で男子第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)は第12シードのリシャール・ガスケ(フランス)に6―3、6―3、6―1で快勝し、2年連続で準決勝に進んだ。第5シードのスタン・バブリンカ(スイス)もストレート勝ちし、2年ぶりでベスト4に進出した。女子第2シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)は第20シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)に6―3、4―6、6―4で勝ち、全米で初めて準決勝に進んだ。第26シードのフラビア・ペンネッタ(イタリア)は2年ぶりのベスト4に進出した。

 4大大会通算17勝を誇るフェデラーが34歳にしてなお、新しいスタイルを見せた。ベースラインからの多彩なショットに加え、リターンからネットに詰めるプレーも見せてガスケに完勝。「数年前からこの年齢でもハイレベルなプレーができるようにやっていたので驚きはない」と胸を張った。

 注目を集めているのは「ロジャーの奇襲」を意味する英文の頭文字を取って「SABR(セーバー)」と名付けられたリターンダッシュ。相手のサーブが放たれる前から大きく前進してボールの跳ね際を叩く超攻撃的なプレー。第2セット第7ゲームで試み、ポイントにはつながらなかったが、相手に重圧をかける姿勢が50本のウイナー(決定打)に結びついた。

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