初Vから一夜明け…照ノ富士「まだ信じられない」

[ 2015年5月25日 10:52 ]

初優勝から一夜明け、記者会見で笑顔を見せる照ノ富士関

 大相撲夏場所で初優勝し、大関昇進も事実上決まった関脇照ノ富士関(23)=本名ガントルガ・ガンエルデネ、モンゴル出身=が千秋楽から一夜明けた25日、東京都江東区の伊勢ケ浜部屋で記者会見を開き「(優勝は)ずっと夢みたいなことと思っていた。まだ信じられない」と、あらためて喜びを語った。

 照ノ富士関は平成生まれの力士として初めて賜杯を抱いた。物おじしない大器も「最後の1日は緊張して、昼寝もできなかった。どんな相撲で勝ったかも覚えていなかった」と明かす。優勝を故郷の両親に電話で報告し「泣いてくれていました」と感慨に浸った。昨夜は午前2時に就寝。「500ぐらいメールをもらったけど、まだ全部見ていない」と周囲の反響に驚いていた。

 日本相撲協会審判部は優勝という結果を重視。大関昇進を諮る臨時理事会の開催を北の湖理事長(元横綱)が了承した。27日に開かれる名古屋場所番付編成会議と臨時理事会で「大関照ノ富士」が正式に誕生する。

 「上から2番目の地位。これからも思い切り相撲を取って、誰よりも努力していきたい」と決意を新たにし、注目の昇進伝達式の口上は「これから考えます」と照れ笑いを浮かべた。

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2015年5月25日のニュース