キャバリアーズ3連勝 8年ぶりファイナル進出にあと1

[ 2015年5月25日 14:20 ]

試合後、その場にうずくまって動けなくなるキャバリアーズのジェームズ

 NBAは24日にオハイオ州クリーブランドで東地区決勝の第3戦を行い、2位キャバリアーズが1位ホークスを延長の末に114―111(前半48―49、延長10―7)で下して3戦全勝。第4Q序盤で10点をリードしながら延長に持ち込まれたが、37得点18リバウンド13アシストでプレーオフ通算12回目のトリプルダブルをマークしたレブロン・ジェームズ(30)の奮闘で、8年ぶり2度目のファイナル進出にあと1勝と迫った。

 ジェームズのプレーオフでの通算得点は4782となってカール・マローン(元ジャズほか=4761)を抜いて歴代6位に浮上。ヒート時代を含めて自身5年連続のファイナル出場にも王手をかけた。

 しかし球宴選出のガード、カイリー・アービング(23)を左膝の故障で2試合連続で欠いたこともあって試合は大苦戦。ジェームズは試合開始から11本連続でフィールドゴール(FG)を失敗するなど序盤ではリズムに乗り切れなかった。

 延長開始早々には右足を痛めて苦痛の表情。それでも109―111で迎えた残り36・4秒に逆転の3点シュートを成功させ、その14秒後にも執念でレイアップを決めてチームを勝利に導いた。

 ジェームズのFG試投数はNBA通算1082試合目で自己最多の37回。勝利が終わるとその場にうずくまって動けなくなるなど、全力を使い切った一戦となった。

 シューターのカイル・コーバー(34)を故障で欠くホークスは、ガードのジェフ・ティーグ(26)が30得点を稼いだが、前半で14得点をマークしていたセンターのアル・ホーフォード(28)がキャバリアーズのマシュー・デラベドーバ(24)とのルーズボール争いの際にひじ打ちを頭部に見舞ったとして一発退場。延長の最後の場面ではコーバーに代わって4季目のシェルビン・マック(25)が同点を狙って3点シュートを2回放ったがいずれも失敗に終わった。

 NBAのプレーオフでは3勝0敗からの逆転は過去116回のケースで皆無。西地区決勝でもウォリアーズがロケッツに対して3戦全勝としており、今季の両地区決勝はリードしているチームにともに「V率100%」というデータがもたらされた。

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2015年5月25日のニュース