トヨタ自動車 延長で初黒星、日立3発圧勝!2敗守る

[ 2015年5月25日 05:30 ]

日本女子ソフトボールリーグ

(5月24日)
 第4節最終日は山形県酒田市、栃木県足利市の2会場で6試合が行われた。全勝のトヨタ自動車は延長8回、タイブレークの末、0―1でホンダに敗れ、初黒星を喫した。日立は3本塁打で太陽誘電に圧勝し、5勝4敗。ビックカメラ高崎は戸田中央総合病院を下して、2敗を守った。

 日立は18歳の勢いが止まらない。前日のペヤング戦で7回に決勝打を放った那須が初回に左翼へ2ラン。「外角を狙っていたけど内角に甘く入ってきたので」と高卒ルーキーらしからぬ対応を見せ鈴木由香監督も「出来過ぎです」と驚いた。出身は岩手県ながら山形の上山明新館高を3月に卒業。大応援団が駆けつけた「準地元」での活躍に、「ちょっとだけいいところを見せられました」とはにかんだ。

 ≪菊池乱調で連敗≫ペヤングは先発・菊池の乱調で、痛恨の連敗を喫した。3回までパーフェクト投球を演じながら、4回の先頭打者・増山に与えた四球で流れが一変。この回、打者一巡の攻撃を許して5点を失い、勝負は決した。「走者を1人出しただけで、あれだけ変わっては厳しい」と田上美和監督は天を仰ぐ。前日の日立戦は7回1死から2点を奪われ逆転負け。3勝目は遠く、「反省を次に生かさないと」と指揮官は選手に奮起を促した。

SGホールディングスグループ(3勝6敗)
 000 001 1─2
 000 000 0─0
NECプラットフォームズ(9敗)
 (S)パーナビー-山科
 (N)三木-滝下

豊田自動織機(7勝2敗)
 131 210 0─8
 000 000 0─0
伊予銀行(2勝7敗)
 (豊)栗田、奥田-キャスティーヨ、沢井
 (伊)内海、庄司-池田

トヨタ自動車(8勝1敗)
 000 000 00─0
 000 000 01X─1
ホンダ(7勝2敗)
 (タイブレーク8回)
 (ト)アボット―馬場
 (ホ)メロー―大塚

日  立(5勝4敗)
 400 001 1─6
 003 000 0─3
太陽誘電(4勝5敗)
 (日)山中-清原
 (太)尾崎、藤田-佐藤

ペヤング(2勝7敗)
 000 000 0─0
 000 501 X─6
デンソー(6勝3敗)
 (ペ)菊池、金沢、貫-古関
 (デ)ヘンダーソン、重藤、近藤-山沢、鬼沢

戸田中央総合病院(3勝6敗)
 000 000 0─0
 200 032 X─7
ビックカメラ高崎(7勝2敗)
 (戸)ウィリアムソン、大平-チェデスター、篠田
 (ビ)上野、中野、浜村-我妻

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