錦織 ストレート好発進に「集中力を高めてプレーできた」

[ 2015年5月25日 00:20 ]

男子シングルス1回戦でポールアンリ・マチューに勝利し、ガッツポーズする錦織圭

全仏オープンテニス第1日 錦織 6―3、7―5、6―1 マチュー

(5月24日 パリ)
 地元フランスのファンからの後押しを受けたマチューに第2セットまで競り合った錦織だったが、最後は地力の差を見せつけて4大大会初制覇に好スタートを切った。

 第2セットはブレーク合戦の末、5ゲームオールとなり、錦織サーブの第11ゲームをキープすると、第12ゲームではジュースからのブレークポイントで辛くもネットインとなりセットをものにした。ここが分岐点となり、一気に流れをつかんで第3セットを圧倒した。「まず1勝できてうれしく思う。いい気持ちで入れたので、出だしから良かった。第2セット最後に取ったりして、集中力を高めてプレーできたので3セットで勝つことができた」と錦織は2時間10分の試合を振り返った。

 次戦は中2日でマトセビッチ(オーストラリア)対ベルッシ(ブラジル)の勝者と戦う。前年は腰に不安があり1回戦敗退の屈辱を味わったが、今年は優勝候補として貫禄の勝利。2回戦へ錦織は「しっかりいいテニスをして勝ちたい」と優勝まで残る6試合に気を緩める様子はなかった。

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