照ノ富士ってこんな人 スケール白鵬以上、5人目モンゴル大関へ

[ 2015年5月25日 08:30 ]

伊勢ケ浜親方(左)とおかみさんの淳子さん(右)にお酒を注がれ笑顔を見せる照ノ富士
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大相撲夏場所千秋楽

(5月24日 両国国技館)
 モンゴル出身力士の大関は朝青龍、白鵬、日馬富士、鶴竜(いずれも横綱に昇進)に続いて、照ノ富士で5人目だ。照ノ富士は明るく、日本語も堪能でよくしゃべる。11日目の入場の際にファンに肩を触られて、怒りをあらわにするなど気が短い面もある。また、飲んだ後に筋トレするなど豪放さを持っている。性格は優等生タイプだった白鵬とは違い、やんちゃだった朝青龍に近い。

 相撲は天才型の朝青龍、万能型の白鵬、スピードの日馬富士、うまさのある鶴竜ともタイプが異なる。白鵬とは身長1メートル92で同じだが、体重は178キロで20キロ以上重い。さらに腕が長くて懐が深い。土俵際で粘れる下半身があり、12日目に稀勢の里を豪快に投げたようなパワーもある。四つに組んでしまえばめっぽう強い。師匠の伊勢ケ浜親方は「最近は腰が下りるようになってきた。でも、まだ基本しか教えていない」と話す。自分から仕掛ける攻撃の部分は未完成。スケールの大きさは白鵬以上だ。

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2015年5月25日のニュース