遠藤人気No.1!“横綱超え”の15日間通し懸賞4社

[ 2014年3月8日 05:30 ]

角界トップの懸賞4社となった遠藤

大相撲春場所

 人気は横綱級!大相撲春場所(9日初日)の取組編成会議が7日、大阪ボディメーカーコロシアムで行われた。東前頭筆頭の遠藤(23=追手風部屋)は初日に綱獲りを目指す東大関・鶴竜(28=井筒部屋)、2日目は休場明けの西横綱・日馬富士(29=伊勢ケ浜部屋)と対戦することが決定。人気のバロメーターとなる懸賞では新規の15日間通しで4社が遠藤の全取組に懸けることが判明し、東横綱・白鵬(28=宮城野部屋)の2社を超えて角界トップの横綱級人気で初日を迎える。

 予想通りの対戦相手となった。東前頭筆頭の遠藤は初日に東大関の鶴竜、2日目はなんと横綱・日馬富士が相手。この日の稽古は休みで堺市内の宿舎には「稽古休み」の張り紙がされて、遠藤自身は自室で終始休養に努めたようだ。前日の後援会発足式で遠藤は鶴竜戦に「覚悟してやるしかないという気持ち。悔いのないように稽古場以上にぶつからないといけない」と全力で土俵に上がることを誓っていた。取組編成会議に出席した師匠の追手風親方(元幕内・大翔山)は「気合で行けというだけ」と愛弟子を?咤(しった)した。2日目に当たる日馬富士の師匠の伊勢ケ浜審判部長(元横綱・旭富士)からは「上位とみんな当たるから。東筆頭で勝ち越して三役を目指してほしいね」とエールを送られた。

 人気もうなぎ上りだ。人気のバロメーターと言われる懸賞金は、先場所15日間通しで懸かったのは1社だけだったのが、今場所は「日立建機」「洋食屋北極星産業」「イチジク製薬」「富士ホームサービス」と4倍増の4社となった。もともと1本6万円の懸賞は一場所5日以上に懸けなければいけない。それを15日間全てで懸けることは遠藤の存在に注目しているからこそ。角界No・1の白鵬は15日間通しの懸賞本数は5本と1番だが、会社は2社にとどまっている。遠藤は本数こそ4本ながら倍の4社。2日目に対戦する日馬富士は1社2本だけで、遠藤は日馬富士、白鵬の両横綱さえしのぐ人気となっている。今場所は2日目に日馬富士を倒せば、所要7場所目で武双山(現藤島親方)と並ぶ史上最速の金星獲得となり注目度はさらに増すはず。きょう8日は部屋で最終調整し、春場所本番へ向けて臨む。

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2014年3月8日のニュース