パナ田中4季ぶりV導く NZから一時帰国した救世主

[ 2014年3月8日 05:30 ]

9日の日本選手権決勝での先発が決まったパナソニックSH田中史朗(中央)

 初の2冠へ頼りがいのある男が帰ってきた。あす9日に行われるラグビー日本選手権決勝(国立)の先発フィフティーンが7日、発表され、4季ぶり4度目の日本一を目指すパナソニックは南半球の「スーパーラグビー」でもプレーするSH田中史朗(29)の先発が決まった。群馬県太田市のグラウンドでチーム練習に参加した田中は「とにかく試合をしたい。(その思いは)魂からです」と闘志を燃やした。

 トップリーグ・プレーオフ決勝翌日の2月12日にニュージーランドに出発。しかし所属するハイランダーズでは、2試合を終えて出場時間はわずか9分だけ。今週はハイランダーズの試合がなく、一時帰国が実現した。今回はビジネスクラスの都合がつかずにエコノミークラスでの往復となるが「自分は気にならない。疲れはあるけど、言い訳にはしない」と気合満点。練習でも積極的に声を出してチームを引き締め、身長1メートル66とは裏腹の存在感を示した。

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2014年3月8日のニュース