葛西 3位も総合V逃す それでも「やった」

[ 2014年3月8日 05:38 ]

3位に入り、表彰式で笑顔を見せる葛西紀明(右)。左は2位のアンドレアス・コフラー。中央は優勝したアンデシュ・バルダル

 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ男子は7日、ノルウェーのトロンヘイムで個人第25戦(HS140メートル、K点124メートル)が行われ、41歳の葛西紀明(土屋ホーム)が135・5メートル、132メートルの合計261・4点で、今季6度目の表彰台となる3位に入った。

 残り3戦で個人総合争い首位のカミル・ストッホ(ポーランド)と333点差(優勝100点)となったため、葛西の総合優勝はなくなった。

 予選1位の20歳、清水礼留飛(雪印メグミルク)は132・5メートル、128メートルの256・6点で自己最高の5位に入った。アンデシュ・バルダル(ノルウェー)が269・3点で今季2勝目、通算7勝目を挙げた。竹内択(北野建設)は29位、渡瀬雄太と栃本翔平(ともに雪印メグミルク)は2回目に進めなかった。

 ▼葛西紀明の話 やった。右膝を痛めた悪いことばかりではなく、いいこともあると思って我慢してやってきた。調子は五輪と変わっていないので、いい条件であれば表彰台にいける確信はあった。(共同)

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