世界レスリング・デー設置 五輪除外危機で連帯図る

[ 2013年3月8日 21:18 ]

 2020年五輪実施競技からの除外危機で、国際レスリング連盟(FILA)のラロビッチ会長代行は8日、スイス西部ブベーのFILA本部で記者会見し、最後の1枠を争う八つの候補から絞り込みを行う5月末の国際オリンピック委員会(IOC)理事会に向け、直前の同月下旬に「世界レスリング・デー」を設け、国際的な連帯を図る意向を示した。

 7日にIOCのロゲ会長と会談したラロビッチ会長代行は5月18日にモスクワでFILAの臨時総会を開き、現役選手代表を理事会メンバーに入れるなどの改革を進める計画も明らかにした。

 会見後にジェジック副会長は、八つの候補がプレゼンテーションを行うIOC理事会に女子55キロ級で五輪3連覇を成し遂げた吉田沙保里(ALSOK)の出席を要請する考えを示し「吉田選手や(人類最強といわれた)アレクサンドル・カレリン氏(ロシア)に登場してもらいたい」と話した。(共同)

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2013年3月8日のニュース