稀勢初Vへ万全アピール 左目上裂傷も「全然大丈夫」

[ 2013年3月8日 06:00 ]

稽古場でそんきょし、精神を集中させる稀勢の里

 大相撲春場所(10日初日、ボディメーカーコロシアム)で初優勝を目指す大関・稀勢の里(26)が7日、大阪市港区の鳴戸部屋で幕内・高安、十両・隆の山を相手に32勝2敗と大きく勝ち越し。好調をアピールした。

 3日に出稽古に来た横綱・日馬富士との稽古中に顔と顔がバッティングして左目上を大きく裂傷。流血がひどく、すぐに病院に出向いて3針縫ったが「全然大丈夫。お相撲さんですから」と問題なしを強調した。何よりも本人が一番驚いたことは「抜糸をしなくていいらしい。勝手にとろけちゃう」ということ。現在は患部に医療用のテープを貼って保護しており、今後は縫い合わせた糸が自然に溶けるのを待つのみだという。「凄いね」と医療の進歩に感激しつつ、「千秋楽まで雑な相撲を取らないように集中したい」と悲願の賜杯獲得を見据えていた。

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2013年3月8日のニュース