原発問題、今後も課題に「第三者の報告あれば…」

[ 2013年3月8日 06:00 ]

報道陣の質問に答えるクレイグ・リーディーIOC評価委員会委員長(右)とジルベール・フェリIOCオリンピック競技大会エグゼクティブディレクター

IOC評価委員会視察最終日

 原発問題の不安払しょくが、今後の五輪招致レースでも課題になることが明確になった。

 この日のプレゼンテーションでは評価委員会から「水や食品の安全性の検査態勢はどうなっているのか」と質問が飛んだ。東京はデータを示しながら丁寧に回答したが、「国際的な第三者による報告があればなお良かった」と指摘を受けたという。招致委員会は放射線の問題について、プレゼン最後のテーマだった「環境」で説明する予定だった。だが、その前の「警備」で質問された。予想外の展開に、招致委幹部は「さほど追及されなかった。何とか切り抜けられた」と胸をなで下ろした。

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2013年3月8日のニュース