貴ノ岩十両単独トップキープ　１４日勝てば初Ｖ

千代の国（左）を寄り切りで破った貴ノ岩

大相撲初場所１３日目

（1月25日 両国国技館）
　十両で唯一２敗の貴ノ岩が千代の国を破って単独トップを守った。右を差して左上手も取ると、相手の突き落としを食らいながらも寄り切った。

　６日目からの連勝を８に伸ばし「稽古場のような相撲が取れた。連勝はうれしい」と満面の笑み。相手を強引に引っ張り込む相撲を封印して前へ出ることを徹底し、結果を出した。師匠の貴乃花親方（元横綱、スポニチ本紙評論家）も「落ち着いて相撲を取っている。意識せずに自分の力を出し切ってほしい」と評価した。１４日目は３敗の常幸龍と直接対決。勝てば初の十両優勝となる。「いつも通り。一日一番で優勝は意識していないし、意識したら勝てない」と無心で土俵に上がる。