陥落決定的…高見盛10敗目 千秋楽に進退決断「明日まで取る」

[ 2013年1月26日 17:18 ]

朝赤龍に敗れ、さえない表情で引き揚げる高見盛

 大相撲の元小結で、気合注入の独特なしぐさで高い人気を誇る東十両12枚目の高見盛(36)=本名加藤精彦、青森県出身、東関部屋=は初場所14日目の26日、朝赤龍に下手出し投げで敗れて4勝10敗となり、来場所の幕下転落が濃厚となった。

 以前に関取の座を明け渡せば現役引退を示唆したことがあったが「とにかく全部終わってから。明日まで取る」と述べ、27日の千秋楽に進退を決断する意向を示した。

 得意の右四つになりながら、相手の投げに力なく転がった。「体は動いている方だけど、うまくいかない」と、うつろな目で悔しがった。

 幕下から昇進しそうな力士は最大4人、逆に転落が濃厚なのは現時点で高見盛を含む3人という状況だ。帰り際にファンから「辞めないで」の声が次々と飛んだ。幕下に落ちても現役続行するかとの問いに「それも含めて考える」と話した。

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2013年1月26日のニュース