パナソニック トヨタ自動車に競り勝ち有終Vへ王手

[ 2013年1月13日 06:00 ]

バスケットボール 全日本総合選手権第8日

(1月12日 東京・国立代々木競技場)
 男子の準決勝を行い、今季限りで休部するパナソニックと2年ぶりの優勝を狙うアイシンが14日の決勝に進んだ。97年以来の日本一を目指すパナソニックは、前回王者のトヨタ自動車に84―80で競り勝った。シューター金丸が両チーム最多の29点を挙げた。アイシンは三菱電機を66―55で下した。43―47で迎えた第4Qにエース桜木を中心に得点を重ねて逆転した。

 パナソニックが日本リーグ前半戦で4戦全敗だった王者トヨタ自動車を破って決勝進出。清水監督は「気持ちがいい」と番狂わせの余韻に浸った。第4Q残り3分を切って71―72と逆転されたが、エース金丸や木下のシュートで再びひっくり返した。経営合理化のための休部が明るみに出たのが昨年9月。選手たちはなかなかプレーに集中できなかったが、最後の全日本総合を迎えて一体感が出てきた。14日の決勝の相手は2年前の決勝で延長の末に敗れたアイシン。全日本総合を9度制している伝統のチームが16年ぶりの栄冠へ突き進む。

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2013年1月13日のニュース