筑波大 日体大に12Tで圧勝!同点優勝に望み

[ 2012年11月25日 06:00 ]

<日体大・筑波大>前半28分、筑波大・福岡(右)は日体大・谷口のタックルを振り切りトライを決める

 筑波大が初優勝に王手をかけた。関東大学ラグビー対抗戦Aグループは東京・江戸川区陸上競技場で1試合を行い、筑波大が12トライを奪って日体大に78―0と完封勝ちし、5勝1敗にした。対抗戦初出場初先発のWTB福岡堅樹(1年、福岡高出身)が前半2分に先制トライを挙げると計6トライを決めて華々しいデビューを飾った。12月1日の最終戦(秩父宮)で全勝の帝京大を破れば同点優勝となる。

 筑波大のWTB福岡が50メートル5秒8の快足で圧巻のトライショーを演じた。前半2分に自陣から約60メートル走りきると、後半36分に日本代表WTB竹中祥(2年)と代わるまで6トライと大暴れ。11番は「1年間のブランクがあってようやくここまで来た」と振り返った。

 高3で花園に出場すると、医学部を目指して筑波大医学群を受験したが失敗した。1浪して前期試験で再挑戦したが不合格。「医学の道はいつでもできる。スピードが命の自分は選手寿命が長くない。ラグビーをやろう」。筑波大情報学群と早大スポーツ科学部に合格して筑波大を選んだ。

 WTBは竹中が不調、7人制代表の彦坂匡克(4年)が肋骨骨折に苦しむ。古川拓生監督(44)は「爆発力が凄い。竹中がナタなら、福岡はカミソリの切れ味」と福岡の活躍を喜んだ。次戦は初制覇を懸けて帝京大に挑む。福岡は「4年生を優勝させたい」と意欲を口にした。

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2012年11月25日のニュース