沙羅W杯開幕戦V!3位から「今季一番」ジャンプで逆転

[ 2012年11月25日 06:00 ]

女子個人で優勝し、表彰式で花束を掲げる高梨沙羅

 ノルディックスキーW杯ジャンプは24日に個人第1戦(HS100メートル、K点90メートル)を行い、女子の高梨沙羅(グレースマウンテン・インターナショナル)が96メートル、98メートルの265・2点で1回目の3位から逆転して通算2勝目をマークした。昨季総合女王のサラ・ヘンドリクソン(米国)が2位だった。伊藤有希(北海道・下川商高)は17位、渡瀬あゆみ(サッポロスキッド)が30位だった。葛西賀子(日本空調)山田優梨菜(長野・白馬高)平山友梨香(北翔大ク)は2回目に進めなかった。

 高梨は2回目の着地を決めると珍しくガッツポーズ。「今季一番納得がいくジャンプだったので自然と出た」と逆転優勝に満面の笑みを見せた。1回目が始まってから霧が出てきたものの集中は乱れない。「タイミングが合わずに少し上体が上がり気味になった」と言いながら安定した空中姿勢で96メートルまで伸ばした。首位とは1・9点差。2回目は修正し、この回最高のポイントをマークし「満足している」。開幕前「どれくらいの位置にいるのか確かめるのは楽しみ」と話した16歳が開幕戦で頂点に立った。

続きを表示

2012年11月25日のニュース