九州場所は集客で健闘 満員御礼5度は15年ぶり

[ 2012年11月25日 20:47 ]

大相撲九州場所千秋楽

(11月25日 福岡国際センター)
 25日に終了した大相撲九州場所は5日間で満員御礼を記録した。大入りが九州場所で5度以上出たのは、大関貴ノ浪が横綱貴乃花との優勝決定戦を制した1997年(10度)以来で、15年ぶりの健闘だった。ことしも平日は不入りに苦しんだが、7、8日目と13日目~千秋楽に満員御礼の垂れ幕が下りた。

 大分県出身で生誕100周年の大横綱双葉山をポスターに起用するなど、観客動員にアイデアを練った九州場所担当部長の楯山親方(元関脇玉ノ富士)は「日馬富士の新横綱効果もあるが、力士が必死に闘う姿がファンに伝わった。福岡市の方と協力し、来年もいろいろと計画したい」と話した。

 八百長問題に揺れた昨年の大入りはわずか2日間。北の湖理事長(元横綱)は「いろいろなことがあったが、お客さんの興味が少しずつ戻ったのではないか」と安堵の表情を浮かべた。

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2012年11月25日のニュース