ロンドン五輪陸上「力負け」と総括 「練習量が不足」の苦言も

[ 2012年9月20日 18:48 ]

 日本陸連の高野進強化委員長は20日の理事会で、ロンドン五輪で「メダル1、入賞5」の目標に届かず「メダル1、入賞2」にとどまったことに「悔しい結果。力負けをした」と総括した。男子ハンマー投げの室伏広治(ミズノ)の銅メダルを評価した一方、女子マラソンのペース変化への対応や競歩の歩型違反を今後の課題とした。

 瀬古利彦理事は男女マラソンでメダルを逃した結果に「練習量が足りない。ケニア選手の方が日本より練習している」と苦言。シドニー五輪女王の高橋尚子やアテネ五輪金メダルの野口みずき(シスメックス)は月間の走行距離は1000キロを超えていたのに対し、今回、女子19位の尾崎好美(第一生命)は最高800キロだった例に触れ「今後は男子より女子の方が厳しくなる」と指摘した。

 河野洋平会長は「残念な結果だったが、希望は捨てていない」と奮起を促した。

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2012年9月20日のニュース