吉田沙保里 リオ五輪視野に…来年から東京にも練習拠点

[ 2012年9月20日 19:00 ]

公開練習後に記者の質問に答える吉田沙保里

 ロンドン五輪レスリング女子55キロ級で五輪3連覇を達成した吉田沙保里(ALSOK)は20日、五輪と合わせた13大会連続世界一がかかる世界選手権(27~29日・カナダ)に向け、東京都内で練習を公開し「違う練習場所も見て、レスリングを楽しみながらリオまでいけたら」と4年後のリオデジャネイロ五輪を視野に入れていることを明言し、東京にも拠点を構える意向を示した。

 29歳の吉田は来年にも東京に住居を借り、従来の強化拠点の愛知・至学館大と往復する生活を考えているそうで「今の環境だと(気持ちが)続かない」と理由を説明した。日本代表の栄和人監督は「大人になってきたかな」と容認する姿勢を見せた。

 吉田は「人類最強」と呼ばれた男子グレコローマンスタイル130キロ級(当時)のアレクサンドル・カレリン(ロシア)と12大会連続世界一で並んでいる。世界選手権に向け「状態は戻ってきている。“カレリン超え”をしたい」と意欲をのぞかせた。

続きを表示

この記事のフォト

2012年9月20日のニュース