藤田 11月中国での世界ゴルフ選手権「基本的には出る方向」

[ 2012年9月20日 06:00 ]

パナソニックオープン・練習ラウンドを前に、上井邦浩(左)、宮本勝昌(右)と談笑する藤田寛之

 尖閣問題の影響で、世界ゴルフ選手権HSBCチャンピオンズ(11月1日開幕、中国・東莞)の出場権を持つ日本選手に不安が広がっている。

 20日開幕のパナソニック・オープンに備え、兵庫・東広野GC入りしている藤田寛之(43=葛城GC)は「基本的には出る方向で動いている。でも万が一があれば」と複雑な心境を明かした。

 前日には日本ゴルフツアー機構の山中専務理事から「出るなとは言えない。選手の意思を尊重する」と出場を容認する言葉をもらっており参加への意欲は強いが、中国国内での反日デモが暴徒化するなど懸念材料も多い。「スポーツとは関係ないことなのに」とやりきれない思いを口にした。

 同じくHSBCチャンピオンズの出場権を持つ高山忠洋(34=法仙坊GC)も「出たいのは出たい。様子を見守りたい」と険しい表情だった。

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2012年9月20日のニュース