日馬富士 ヒヤリ逆転全勝!朝青と綱昇進V万歳だ

[ 2012年9月20日 06:00 ]

秋場所11日目、隠岐の海(右)を上手投げで破る日馬富士

大相撲秋場所11日目

(9月19日 両国国技館)
 大きな勝利を手にした。日馬富士は朝日山審判長(元大関・大受)の場内アナウンスで勝利を知ると右拳を力強く握りしめた。

 「ホッとした。これは大きい。内容が悪かったので、取り直しでお願いしますと思ってました」。隠岐の海にもろ差しを許して寄られたが、右を首に巻いて捨て身の上手投げ。物言いがついたが、協議の結果、自身に上がった軍配は変わらなかった。

 支度部屋から引き揚げる際に横綱・白鵬にモンゴル語で明るく声をかけられ、笑顔で返した。すぐに「気持ちが盛り上がる余裕はない」と気合を入れ直した。この日、兄貴と慕う元横綱・朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏が来日。千秋楽に来場し、優勝した場合には支度部屋での関係者による万歳三唱に参加するという。大願成就のムードがいよいよ高まってきた。

続きを表示

2012年9月20日のニュース