日本、イタリアに完敗…エース清水「自分の責任」

[ 2011年12月4日 06:00 ]

<日本・イタリア>ストレートで敗れ肩を落とす(左から)松本、山本、宇佐美

バレーボールW杯男子第10日 日本0-3イタリア

(12月3日 国立代々木競技場)
 既に3位以内に与えられるロンドン五輪出場権獲得の望みを断たれている日本は世界ランク3位のイタリアに0―3で敗れた。2勝8敗となり、勝ち点8で12チーム中10位は変わらず。この日、ロシアとポーランドがそろって五輪行きを決めた。

 大事な場面でエースが決めきれなかった。第1セットを落として迎えた第2セット。日本は先に24―23でセットポイントを奪った。セッターからのトスはエース清水に集まったが、イタリアの高いブロックを意識するあまりスパイクはことごとく枠を外れた。24―26で逆転され、結局ストレートの完敗となった。

 わずか6得点の清水は試合後「自分の責任です」と言って、目を真っ赤に腫らした。強豪相手に競り合いながら1セットも奪えない戦いが続く。植田監督は「甘い言葉はかけない。この試練を乗り越えてほしい」と清水を突き放した。4日の最終戦は世界ランキング1位のブラジル戦。「切り替えて、攻める気持ちを持って戦う」と清水。25歳のエースの真価が問われる戦いだ。

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2011年12月4日のニュース