ひたすら前へ 公務員ランナー川内激走「頭の中に日の丸が浮かんだ」

[ 2011年12月4日 17:37 ]

2時間9分57秒で、日本人トップの3位でゴールする川内優輝
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福岡国際マラソン

(12月4日 平和台陸上競技場発着)
 福岡国際マラソンで日本勢トップの3位に入った、埼玉県庁勤務の公務員ランナー、川内優輝(24)は、9位から猛烈な追い上げを見せた。

 最後は粘って2時間9分台を残り3秒というところでキープしてゴール。「前の選手を追っている間に、頭の中に日の丸が浮かんだ」と川内。「前に行ければ何とかなると思っていた」という言葉通り、歯を食いしばって、前だけを見つめての後半の力走だった。

 これでロンドン五輪へ前進した。「野性の勘というか本能だけで走った。苦しいけれど一番好きな場面」と完全燃焼。ゴール直後、倒れこみ係員に運ばれたが、落ち着きを取り戻すと「気持ちのいいレースができた」と語る笑顔がまぶしかった。

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2011年12月4日のニュース