白鵬 魁皇に敗れるも…朝青龍と並ぶ7連覇!

[ 2011年5月22日 17:46 ]

大相撲技量審査場所で7場所連続優勝を果たし、車上撮影会で万歳する横綱白鵬。左は敢闘賞の魁聖

 大相撲技量審査場所千秋楽は22日、東京・両国国技館で行われ、横綱白鵬が7場所連続19度目の優勝を果たした。結びで大関魁皇に寄り切られて13勝2敗としたが、星一つの差で追っていた敢闘賞の栃ノ心が大関日馬富士に敗れた時点で、朝青龍と並ぶ史上1位の7連覇が決まった。

 9勝目を挙げた魁皇は通算1044勝とし、史上1位の千代の富士の記録にあと1勝と迫った。大関把瑠都は関脇琴奨菊に寄り切られ、日馬富士とともに10勝5敗で終えた。琴奨菊は10勝目で2場所連続の2桁勝利。

 関脇稀勢の里は勝ち越しを決めた。技能賞の小結鶴竜は自己最多の12勝目。新入幕で敢闘賞に輝いた魁聖は4連敗で10勝5敗だった。

 ▼白鵬の話 今場所は長かった。7連覇はすごいことかもしれないが、結果を出せて何よりです。技量審査場所というのは多少、ピンと来なかった。でも、今場所こそ、強いものは強いというのを見せたかった。苦しい稽古がすべてだと思う。

 ▼放駒理事長(元大関魁傑)の話 場所を通して一番引き締めてくれたのが白鵬だ。かなり安定していないと7連覇はできない。今場所は力士が気合を入れて取ってくれた。(八百長再発防止策など)やると決めたことはきちんとできたと思う。

 ▼貴乃花審判部長(元横綱)の話 (今場所は)緊迫感のある相撲が多かった。特に幕下上位は白熱していた。きょうも幕内後半、そして三役の相撲がよかった。

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2011年5月22日のニュース