世界体操、東京開催確実に

[ 2011年5月22日 13:32 ]

 東日本大震災による福島第1原発事故を受け、代替開催案が浮上していた10月の世界体操選手権は予定通り東京で開催されることが21日、確実となった。国際体操連盟(FIG)のブルーノ・グランディ会長が明言した。

 FIGは米カリフォルニア州サンノゼで19、20日に行われた理事会で、返上する科学的な根拠が乏しいなどの理由から東京開催を支持した。22日午前(日本時間23日未明)の評議員会で正式決定する見通し。グランディ会長は「理事会が方針を打ち出したことを評議員会で覆すことはない。(可否を問う)投票は行わない。私自身が理事会の総意として評議員会で通知する」と語った。

 グランディ会長は「(評議員会で)日本にプレゼンテーションをきっちり行ってもらい、そのあとで私が説明するのが最も適切と判断した」と述べた。

 代替開催に興味があるとされていたロシア協会は、FIG理事でもあるチトフ会長が国内での所用を理由に既に帰国の途に就いた。(共同)

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2011年5月22日のニュース