豪栄道 49年ぶり平幕3場所連続2桁勝利

[ 2011年5月22日 06:00 ]

大相撲技量審査場所14日目

(5月21日 両国国技館)
 東前頭筆頭の豪栄道が平幕での“3場所連続2桁勝利”を達成した。若荒雄を土俵際で突き落として10勝目。昨年九州場所の12勝、今年初場所の11勝に続いての幕内2桁達成に「場所前からの目標だった。いい感じできている」と三役復帰が決定的となっている来場所に向けて手応えをつかんでいた。

 平幕の3場所連続2桁勝利は62年春場所で達成した若秩父以来、実に49年ぶりの快挙。特に今場所は4大関を倒すなど“相撲巧者”としての実力を遺憾なく発揮。好調の要因を「おっつけたり、ハズで押せるように場所前に稽古してたんで」と自己分析した。

 野球賭博に関与したため十両に陥落した昨年秋場所(12勝)も含めると4場所連続での2桁勝利と安定感抜群。三賞獲得へも前進したが「それはオマケみたいなもの」と風格も漂い始めた。

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2011年5月22日のニュース