木戸愛 自己新66で51位→4位急浮上

[ 2011年5月22日 06:00 ]

18番、ティーショットを放つ木戸愛

中京テレビ・ブリヂストン・レディース第2日

(5月21日 愛知・中京ゴルフ倶楽部石野コース=6444ヤード、パー72)
 ツアー未勝利の木戸愛(21=フリー)がこの日ベストスコアの66で回って通算5アンダーとし、51位から首位に4打差の4位に急浮上した。ドロー主体だった球筋をフェードに変えたことが奏功し、自己初のボギーなしのラウンドで6バーディーを奪った。今年、米国でプロデビューした野村敏京(18=フリー)が69とスコアを伸ばし、通算9アンダーで首位をキープした。
【第2R成績】

 安定したショットで叩き出した66のスコアは、ツアーでの自己ベスト。しかも、自身初のボギーなしというおまけ付き。木戸は「また一つ収穫、成長ができたと思います」と充実のラウンドを笑顔で振り返った。

 「思い切って球筋を変えてイメージが出やすくなった。最近、ショットが凄くいい」。2週間前にドローから本来の自分のスイングに合ったフェードに球筋を変えて精度が上がった。この日は、5番パー4で残り144ヤードを7Iでベタピンに付けるなどショットがさえて、6バーディー。球筋への悩みが消え「怖いものがなくなった」と自信をにじませた。

 ラウンド中はヤーデージブックに残り距離や、気付いたことを書き込む“メモ魔”。食事の時間から寝る時間まで決めていた元プロレスラーの父・木戸修さん(61)譲りのきちょうめんさで「マネジメントミスがあった」という初日の51位発進の反省を生かした。

 「米国に行きたい気持ちがある」と英語の勉強にも取り組んでいる21歳がその第一歩として狙うのはツアー初勝利。「自分を信じてプレーしたい」。4打差逆転のイメージのままに最終日に臨む。

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