浜松、連覇へ王手!貫録88点、順当に決勝進出

[ 2011年5月22日 06:00 ]

<浜松×新潟>第4クォーター、シュートを放つ浜松のレイ・ニクソン

bjリーグファイナル4 浜松88―74新潟

(5月21日 東京・有明コロシアム)
 東地区の決勝はリーグ1位の浜松が同4位の新潟を下し、22日の決勝に駒を進めた。中心メンバーのウェイン・アーノルド(27)が体調不良に苦しむ中、レイ・ニクソン(26)がチームトップの25得点、リーグ戦MVPのジェフリー・パーマー(26)も23点。選手層の厚さで、連覇に王手をかけた。

 ゾーンディフェンスでゴール下を固めた新潟を、浜松の3点シュート9本が切り裂いた。リーグ戦の勝率・870の王者が、順当に決勝進出を決めた。

 危機感はあった。東日本大震災の影響でポイントガードのジャメイン・ディクソンが離脱。1週間前には、ベスト5にも選ばれたアーノルドが発熱により練習にも加われなかった。だからこそ、中村和雄ヘッドコーチはテーマを与えた。美しくありたい――。「ウチの美しさとは、泥だらけになってボールを追いかけること」。高さを武器とする新潟を、リバウンドでも4本上回った。

 22日は連覇のかかる決勝。岡田主将は「(決勝は)2度目だけど、小細工なしで、ぶっ倒れるまでやる」と充実したチーム力に自信を見せた。

 <新潟 アシュビー奮闘も…>アシュビーが両軍最多の28得点と気をはいたが、王者の前に完敗。広瀬昌也ヘッドコーチは「こういう大舞台で必要な強い精神力が、うちの日本人選手には足りなかった」と悔しがった。防御で健闘した時間帯もシュートの精度が上がらず、リズムに乗りきれなかった。同ヘッドコーチは「去年も(ファイナル4に)来たんだから、今年は経験を生かしてほしかった」と厳しい表情を浮かべていた。

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2011年5月22日のニュース