“強さ”戻った!藍 ショットもパット安定8強

[ 2011年5月22日 06:00 ]

サイベースマッチプレー選手権で3回戦に臨んだ宮里藍

 USLPGAツアーのサイベースマッチプレー選手権第2日は20日、米ニュージャージー州グラッドストーンのハミルトンファームGC(6585ヤード、パー72)で2回戦が行われ、スタートの1番からリードを奪った宮里藍(25=サントリー)は3アンド2で韓熙円(32=韓国)を下した。また第3日に行われた3回戦では朴仁妃(22=韓国)と対戦。序盤の連続バーディーで主導権を握り、2アンド1で勝ってベスト8に進出した。(グラッドストーン・真田薫通信員)

 強い宮里が戻ってきた。追いかける展開だった1回戦と違い、この日は相手を序盤から圧倒。1番でピン右1メートルにつけてバーディーを奪い1アップとすると、続く2番パー5でも第3打を30センチにつけてバーディー。早々に2アップとした。雨の降る悪コンディションの中、ショット、パットとも好調。「ポイントを獲っても落ち着いてやれた」と常に優位を保ち、パーをセーブした16番で早々に勝負を決めた。

 昨季は5勝も、今季はここまでトップ10がゼロと不調。3月の大震災後は「良いプレーを見せたい」と気持ちも空回りしていた。しかし、今大会は「ゴルフがかみ合ってきた」と安定した内容に手応えを得た。

 ≪3回戦もリード許さず…≫21日午前に行われた3回戦でも宮里はショット、パットともに好調をキープし、優勢に試合を進めた。1番で5メートル、2番で2メートルのバーディーパットを沈めて早々に2アップとする好発進。3番を朴仁妃に取られたが、5番でもバーディーを奪うなどしてハーフを2アップで折り返した。その後もリードを許すことなく、17番で決着をつけて午後からの準々決勝進出を決めた。

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2011年5月22日のニュース