遼 国内メジャー最年少Vへ“タイガー流”で勝負!

[ 2011年5月11日 06:00 ]

プロアマ戦に出場の石川遼は激しい雨を吹き飛ばすようなティーショットを放つ

 今季メジャー初戦「日本プロ選手権日清カップヌードル杯」は12日から兵庫・小野東洋GC(7158ヤード、パー71)で始まる。19歳7カ月での国内メジャー最年少優勝を目指す石川遼(パナソニック)は10日、プロアマ戦でコースを初ラウンド。15番では5Wの第2打がバンカーにつかまりボールが砂に埋まる“目玉”になった。そのためバンカーを警戒した。

 「バンカーが本来のトラップになる。いかに入れないか。“バンカーに入れてもいいや”というのは本来のバンカーではない。それを気付かせてくれた」。小野東洋GCのグリーン周りのバンカーは目玉になりやすいのが特徴。愛知県瀬戸市から運んだ砂を毎日掘り返しているためプロが嘆く砂質に仕上がっている。

 難関攻略へ、石川は00年全英オープンのウッズをイメージしている。その大会でウッズは112個あるセントアンドリュースのバンカーに1度も入れずに優勝した。「タイガーのように避けたい」と強引な攻めは封印して、グリーンを確実にとらえる作戦で臨む。この日は小ぶりで芯が小さい半面、操作性が高いマッスルバックアイアンを8本入れた。今大会で投入する可能性もある。3年連続予選落ちの今大会。アイアンで勝負する。

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