34年ぶりのメダル獲得!岸川・福原組は「銅」

[ 2011年5月11日 01:05 ]

混合ダブルス準々決勝でシンガポール組を破り、メダル獲得を決めた岸川(右)、福原組

 卓球の世界選手権個人戦第5日は12日、オランダのロッテルダムで行われ、混合ダブルスの岸川聖也(スヴェンソン)福原愛(ANA)組が準々決勝でシンガポールのペアに4―1で勝ち、ベスト4入りを果たした。準決勝で中国ペアに0―4で敗れたが、3位決定戦がないために銅メダルが確定し、1977年大会銀メダルの田阪登紀夫、横田幸子組以来の34年ぶりのメダル獲得となった。

 ロンドン五輪出場権が懸かるシングルスの男子は水谷隼(明大)が3回戦、4回戦を勝ち、ベスト8入りを果たした。岸川は3回戦で敗れた。女子は4回戦で石川佳純(IMG)と平野早矢香(ミキハウス)が敗れ、日本勢は姿を消した。

 ダブルスの男子は準々決勝で張一博(東京アート)松平賢二(青森大)組が韓国ペアに1―4で敗れ、メダル獲得はならなかった。女子は3回戦で藤井寛子、若宮三紗子組(日本生命)がスペインのペアに勝ってベスト8入り。福原、石川組と石垣優香(淑徳大)山梨有理(十六銀行)組は敗れた。

 ▼岸川聖也の話 メダルを取るのと取らないのではすごい差があるので、取れてよかった。まだ続くので満足はしていない。一番高いところを目指す。

 ▼福原愛の話 個人戦では初めてのメダルなので、本当にうれしい。昨日はシングルス、きょうは先に女子ダブルスも負けたけど、集中力を切らさなかった。

 ▼松平賢二の話 メダルを狙っていたので悔しい。僕がバックを突かれて、ブロックのミスも多くなってしまった。バックハンドの安定感が課題。

 ▼張一博の話 みんなの期待に応えられなくて残念。サーブやサーブレシーブなど、もっと台上の細かい技術を身につけないといけない。

 ▼平野早矢香の話 勝負なんで勝たないといけない。メダルを取って泣きたかった。カット打ちのレベルは上がっているけど、まだ足りなかった。(共同)

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