岸川、福原組がベスト8入り!34年ぶりメダルへあと1勝

[ 2011年5月11日 18:46 ]

混合ダブルス4回戦でシンガポール組を破った岸川(右)、福原組

 卓球の世界選手権個人戦第4日は11日、オランダのロッテルダムで行われ、ロンドン五輪出場権が懸かるシングルス2回戦で、女子の日本勢対決は石川佳純(IMG)が谷岡あゆか(エリートアカデミー)に4―0で勝ち、平野早矢香(ミキハウス)福原愛(ANA)とともに3回戦進出を決めた。石垣優香(淑徳大)は敗れた。男子は水谷隼(明大)がアルゼンチン選手を4―2で下し、3回戦に進んだ。丹羽孝希(青森山田高)は北京五輪王者の馬琳(中国)に敗れた。混合ダブルス4回戦で岸川聖也(スヴェンソン)福原組はシンガポールのペアを4―0で退け、ベスト8入り。松平健太(早大)石川組はベラルーシのペアに敗れた。岸川、福原組は12日の準々決勝でシンガポールのペアと対戦し、この種目で1977年大会銀メダルの田阪登紀夫、横田幸子組以来の34年ぶりのメダル獲得を目指す。

 混合ダブルスで岸川、福原組のコンビネーションの良さが際立った。シンガポールの強豪ペアの戦意を喪失させ、第3、第4ゲームは1点しか与えない完勝。岸川は「相手の集中力が下がってきたのに対し、こっちはどんどん良くなった」と胸を張った。

 日本勢で同種目の8強入りは2005年の岸川、藤沼組以来となり、34年ぶりの表彰台にあと1勝と迫った。福原は5度目となる個人戦で初めてのメダル獲得に向けて「一戦一戦、戦ってメダルがついてきたらいい」と準々決勝を見据えた。

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2011年5月11日のニュース