為末 日本選手権欠場へ…米国で2年ぶり復帰予定

[ 2010年5月17日 23:35 ]

 陸上男子400メートル障害の日本記録保持者、為末大(APF)が6月4日開幕の日本選手権(丸亀)を欠場する見通しとなったことが17日、関係者の話で分かった。

 昨季から米国に拠点を移した32歳の為末は慢性的な左ひざの痛みなどを抱えて調整が遅れ、今季目標に掲げた日本選手権の出場に必要な参加標準記録を期間内に破れなかった。北京五輪以来、レースから遠ざかり、日本陸連の強化指定から外れたことも推薦枠などに影響したという。
 世界選手権で過去2度の銅メダルに輝いた為末は今季、当初3月にも実戦復帰する予定だった。今月22日に米国の競技会で400メートルに出場を目指しており、実現すれば約2年ぶりのレース復帰となる。6月には欧州のグランプリ大会で専門の400メートル障害に本格復帰する計画という。

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2010年5月17日のニュース