新城 長丁場で本領!日本人史上最高5位

[ 2009年7月6日 06:00 ]

第1ステージの個人タイムトライアルで127位の新城幸也

 世界最高峰の自転車ロードレース、ツール・ド・フランスは5日、モナコ―ブリニョール(187キロ)の第2ステージを行い、新城幸也(ブイグテレコム)が大会史上で日本選手のステージ最高順位となる5位に入った。マーク・カベンディッシュ(英国)が第2ステージを制した。総合トップは北京五輪金メダリストのファビアン・カンセララ(スイス)。4日にモナコで行われた第1ステージの個人タイムトライアル(15・5キロ)で新城は21分39秒で127位、別府史之(スキル・シマノ)は22分24秒で174位、4年ぶり出場のランス・アームストロング(米国)は10位だった。

初挑戦の新城 運も味方に日本勢最高成績

別府 首位と同タイ「支援役でいい仕事を」

 日本選手として13年ぶりに出場した新城は終盤のトップ争いに加わり、他の選手のスパートに粘り強く付いていった。タイムは第2ステージを制したカベンディッシュと同じ4時間30分2秒。それでも「5位なので大騒ぎという感じではない。体調的には凄くキツかった。チームメートが前で引っ張ってくれたので、いい位置でいけた」と冷静だった。開幕ステージでは15・5キロのタイムトライアルでトップから2分7秒差をつけられたが、本格的なロードレースに突入した187キロの長丁場で本領を発揮した。

 ≪アームストロングは10位発進≫05年以来の出場となったアームストロングは、再び挑んだ大舞台の初日をまずまずの成績で終えた。「ツールのスタート台に立つ気持ちを久しぶりに思い出した」と感慨を語った。7連覇中、個人タイムトライアルで3位に入れなかったのは03年の1レースだけ。全盛期に比べ見劣りする結果ともいえるが、37歳のスター選手は「心拍数は196まで上がった。自分としては精いっぱいだった」と冷静だった。

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2009年7月6日のニュース