フェデラーが6度目V 四大大会最多の15勝目

[ 2009年7月6日 10:13 ]

男子シングルスで優勝し、トロフィーにキスするロジャー・フェデラー

フェデラー、記憶に残る戦い刻む

38度ゲーム目でついに…ロディック再挑戦誓う

サンプラス氏もフェデラー絶賛「彼が史上最高の選手」

77ゲームはウィンブルドンの大会記録

51万人超!入場者数は過去最高

 テニスのウィンブルドン選手権最終日は5日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで男子シングルス決勝を行い、第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)が初優勝を狙った第6シード、アンディ・ロディック(米国)に5―7、7―6、7―6、3―6、16―14で競り勝ち、2年ぶり6度目の優勝を遂げた。優勝賞金は85万ポンド(約1億3300万円)。
 フェデラーは四大大会通算15度目の優勝でピート・サンプラス(米国)の14度を抜き、男子では歴代単独1位となった。ウィンブルドンの優勝回数は歴代3位。ツアー通算の勝利数は60に伸ばし、昨年8月以来の世界ランキング1位復帰を決めた。
 ウィンブルドンの決勝で2人が対戦するのは2004、05年以来3度目。史上初の7年連続の決勝進出となったフェデラーは強烈なサーブを武器にする相手に苦しみながらも多彩なストロークで4時間18分にわたるフルセットの接戦を制した。
 ロディックはウィンブルドンで3度目の準優勝で、03年全米オープン以来の四大大会制覇はならなかった。
 混合ダブルスはマーク・ノールズ(バハマ)アンナレナ・グローネフェルト(ドイツ)組が初優勝を果たした。

 ▼ロジャー・フェデラーの話 わたしの方がウィンブルドンの決勝で5セットを戦う方法を知っていた。ナダルと戦ったここ数年の決勝と違い、サーブとリターンが軸の古典的な芝での戦いだった。

 ▼アンディ・ロディックの話 ロジャーは真のチャンピオンだ。達成したすべての業績に値する。今日はサーブがすごかった。あれほどサーブが好調でなかったら、結果は違っていただろう。

 ◆ロジャー・フェデラー(スイス)98年にプロ転向し、03年のウィンブルドン選手権で四大大会初制覇。ことしの全仏初優勝で男子で6人目の生涯グランドスラムを達成した。04年2月から昨年8月まで史上最長の237週連続世界ランキング1位。185センチ、85キロ。27歳。バーゼル出身。(共同)

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2009年7月6日のニュース