今田66!V圏へ8位急浮上!

[ 2009年7月6日 06:00 ]

 USPGAツアーのAT&Tナショナル第3日は4日、米メリーランド州ベセスダ コングレッショナルCCブルーコース(7255ヤード、パー70)で行われ、22位からスタートした今田竜二(32)は66の好スコアで回り、通算6アンダーで首位と4打差の8位に急浮上した。今季はまだトップ10入りが1度もないが、今季初優勝のチャンスが出てきた。タイガー・ウッズ(33=米国)は70で回って通算10アンダーとし、アンソニー・キム(24=米国)と首位で並んで最終日を迎える。

 ボギー発進から立ち直っての好スコアに、ホールアウトした今田の顔がほころんだ。「凄くいいラウンドだった。確かに最初につまずいたけど、2番で予想外のバーディーが取れて落ち着くことができた」
 2番は232ヤードのパー3。「いいショットだったけど、ちょっと大きかった」という第1打はピン奥に乗り、下り10メートルのバーディーパットが残った。このロングパットを決めて平常心を取り戻した今田は、3番での連続バーディーなど前半で2つスコアを伸ばした。
 後半の14番でも9メートルのスライスラインを沈めてバーディー。15番パー4では第2打を2・5メートルにつけて再び連続バーディーを奪うと、通算6アンダーまでスコアを伸ばして一気にV戦線に加わってきた。
 首位にはウッズとキムが並び立ち、4打差は決して小さなビハインドではない。しかし、今田にとっては今季初めて迎えた優勝のチャンス。全米オープン覇者のルーカス・グローバーと回る最終日に向けて「グリーンはだんだん硬く、速くなってきてるから注意していきたい」と気を引き締めた。

 ≪ウッズ 首位死守≫大会のホストを務めるウッズは、出入りの激しいゴルフながら首位を堅持した。9番で8メートルのイーグルパットを沈めたかと思えば、11番ではバンカーにつかまってダブルボギー。会見では「きょうは18ホールパーだった。凄く安定していた」と切り出して報道陣を笑わせた。24歳のキムが幼い頃からウッズとの最終日最終組を夢見ていたと聞かされると「オレも年を取ったってことだよ」と余裕の笑みを浮かべた。

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2009年7月6日のニュース