桃子&志保 ともに4アンダー41位に浮上

[ 2009年7月6日 06:00 ]

 USLPGAツアーのジェイミー・ファー・オーエンス・コーニング・クラシック第3日は4日、オハイオ州シルバニア ハイランドメドーズGC(6428ヤード、パー71)で行われ、66位から出た上田桃子(23=ソニー)と大山志保(32=オンワード樫山)がともに4アンダーと伸ばし、通算6アンダーの41位に浮上。9日開幕の全米女子オープンへ手応えをつかんだ。宮里藍(24=サントリー)も3日連続の60台となる3アンダーで、45位から通算7アンダーの34位へ順位を上げた。21歳の新鋭、李ウンジョン(韓国)が通算18アンダーで単独首位に立った。(シルバニア・宮下幸恵通信員)

 今季不振が続いていた賞金女王コンビに復活の兆しが見えた。07年女王の上田と06年女王の大山がともに4アンダーをマーク。「久々に思うようなショットが打てた」と上田が声を弾ませれば、大山も「短いチャンスパットが入ればもっと上位に行ける」と言葉に力がこもった。上田はこの日駆けつけた江連忠コーチのアドバイスでショットが復調。16番パー4で第2打をピン80センチにつけるなど4バーディー、今季3度目のボギーなしラウンドに充実感をにじませた。また、右ひじ痛を抱える大山はティーショットのブレを気力でカバー。「自分のスイングはいいと自信を持ってできた。メンタル面では今年一番いい」という。最終日は同組で回る2人。9日開幕の全米女子オープンを前に、さらに上昇ムードに乗りたいところだ。

 ≪藍は3アンダーで34位≫宮里藍は「背中が硬くてアイアンショットのタイミングが合わない」とピンを攻めあぐねたが、6番で9メートル、12番で7メートルを沈めるなどパットがさえて3アンダー。34位まで順位を上げた。今週は滞在するホテルのベッドが合わず、前日のラウンド後もツアーバンに駆け込みマッサージ。第3ラウンドのスタート前も入念にストレッチした。「こういうことはめったにないことだけど、今はその日の状態に合わせたゴルフができている」。7戦連続トップ20入りを目指し最終日に挑む。

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2009年7月6日のニュース