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J1残留圏内を目指す新潟・奥村 得意のスプリント増で、まずはリーグ戦の連敗を5で止める

[ 2025年8月11日 04:00 ]

スプリントして攻撃の活性化を誓う新潟・奥村
Photo By スポニチ

 4勝7分け13敗で降格圏の19位に低迷するJ1新潟は、11日に明治安田J1リーグ第25節のC大阪戦に臨む。アウェーで6試合ぶりの勝利へ、鍵を握るのが斬り込み隊長でもあるMF奥村仁(24)。得意のスプリントを繰り返すことで攻撃に迫力をもたらし、得点機会に絡んで長い連敗のトンネルを脱出する。

 リーグ戦5連敗を喫した前節の広島戦から約3週間。苦しい状況ではあるが、7選手が加入して雰囲気は上向いている。あとは結果を出すだけ。奥村は「攻撃はバリエーションが増え、迫力が増した。相手のペナルティーエリア内で質の高い攻撃は見せられる。そこに自分が加わっていきたい」と力強く語る。

 中断期間中は入江徹監督の強い希望で、連日、猛暑だった7月下旬に午前、午後の2部練習を実施。午前は走りのみのメニューで、午後はゲーム形式の練習を行い、プレー強度の向上を目指した。

 第24節まででチームの1試合平均の走行距離はリーグ3位タイ。全体的な運動量は多い一方で、同スプリント回数は17位タイと低い。同じくボールを保持するスタイルの柏は3位。攻撃面でスピードアップできていないことが如実に表れている。

 「攻撃が単発になっている。チームとしてスプリントやオーバーラップが少ない。そこが増えれば、迫力ある攻撃ができて(ボールを)取られてもすぐに(敵陣で)人数をかけて取り返せる」。そう分析する奥村は、まずは自分が最終ライン裏に走り込む意識を高めている。攻撃のスピードアップだけでなく、守備の乱れも誘うことができれば、チームが目指す敵陣でのプレー時間の増加につながるからだ。

 ともにMFの島村、小原のドリブル、FWブーダの高さ――。新加入選手の特長に手応えを感じ、相手ゴールの近くで生かすためにも、奥村は「自分が多く走れば(チームが)助かる」と自己犠牲をいとわない。

 新潟でプロデビューし「これだけ熱いサポーターがいる。J1で“地方だけど凄い”というのを見せていかないといけない」と残留への強い思いも明かす。残りは14試合。プロ2年目で責任感も増した背番号30は、C大阪戦でその覚悟を示す。(西巻 賢介)

 ○…新加入のブーダはC大阪戦でJリーグデビューを目指す。シーズン中だったスウェーデンリーグからの移籍でフィジカル面も状態の良さをキープ。この日もパス回しで周囲と笑顔でコミュニケーションを取りながらプレーするなど溶け込んでおり「多くの人(サポーター)が来てプレーすることはモチベーションになる。いいゲームで勝つことを実行したい」と見据えた。

 ○…C大阪は現在9勝7分け8敗。プレー数はリーグ2位。特にアタッキングサード(ピッチを3分割した最も敵陣側)でのプレー数が2位と、攻撃重視のスタイルだ。シュート数、枠内シュート数が1位とフィニッシュまで正確に持ち込んでくる。守備では2失点の試合数が11試合でワースト。シュート、スルーパス、クロスを受けた回数はいずれもリーグで2番目に多く、フィニッシュに持ち込まれる場面も多い。

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