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本田圭佑 W杯で解説話題も今後は「解説の仕事をやることもない」目標は指導者で「ワールドカップ優勝」

[ 2022年12月24日 17:21 ]

本田圭佑
Photo By スポニチ

 サッカー元日本代表MFの本田圭佑(36)が23日放送のABEMA「本田圭佑が見るFIFAワールドカップ決勝~世界中が熱狂する至高の戦い~」(後9・00)に出演。カタールW杯決勝戦アルゼンチン―フランス戦で解説を務めた後の心境を語った。

 試合はFWリオネル・メッシが2得点を挙げるなど活躍し、3―3から延長、PK戦の末にアルゼンチンが36年ぶり3度目の優勝を達成した。本田は解説を終えた後、生で見た感想を聞かれると、「まあいろんな側面、視点があって、ファンとしては本当にこれでもかというぐらい満喫させてもらって。でも、違う視点でも当然見ていて。まあ指導者としての視点で采配のこととか、そこで凄い学びになったし」と語った。

 「最後アルゼンチンが優勝して、うれしい気持ちと、途中から何とも言えない複雑な気持ちが少しあふれてきて。それはたぶんやっぱり自分が選手でワールドカップ優勝を目指していて、それを今回初めて外から見るっていうことが、解説の仕事をして、役目が終わって、で表彰式見てて。ふと多分素の自分に戻って、それにちゃんと自分が気づけてて」と回顧。

 「だから多分この解説の仕事をもうやることもないと思っているし、同時にワールドカップへの思いが、さらに改めて強くなったっていうことをちゃんと自分で感じ取ることができましたし。それはどういうことかというと、やっぱりちゃんと指導者としてこの舞台に戻ってきたい」と力を込めた。

 メッシがワールドカップを掲げる姿を見た際には「いや凄いっていうことよりも、なんか、いつか僕も自分であれをやってのけたいなっていう」と本田。「選手としてワールドカップを目指した期間と、監督としてワールドカップを目指した期間って雲泥の差なんで。監督としても選手の時と同じぐらいワールドカップ優勝を目指してるんやなっていうのは再認識できた大会やったかもしれないですね」としみじみと話すと、「とりあえず次のワールドカップ、出場を狙いたいですね」と言い切った。

 「根拠のない自信はあるんで、やれる気はしてます」と明言。「この悔しい気持ちを感じさせてくれる場を与えてくれたことにむしろちょっと感謝してる。これ来てなかったらこの感情はたぶん感じれてなかったんで」と話し、「2026年に向けてちょっとアプローチの仕方をこのワールドカップ期間中、ここ来る前とビジョンが変わり始めてますもんね。より具体的に、よりアグレッシブに構築し始めてます」と明かした。

 「初めてワールドカップを外から見て、生で。で自分が一番欲しかったものがワールドカップ優勝で。その場に立ち会えて、悔しい思いができてるということが、今後の自分の人生にエネルギーを与えてくれているし、それをどうするのかは俺次第なんで。それはこれまで同様見といてくれしか言えないし、結果が全ての世界なんで。ちょっとやってのけたいなと思います」と続けた。

 「サッカーに関われていることを本当に感謝しないといけないね。これだけいろんなスポーツがあって、世界一といえるコンテンツに携われているのは、当たり前のことのようで、当たり前じゃないわけで」としみじみ。サッカーがいいな、W杯がいいなと改めて確認したかと問われると、「間違いない。きょうのあの場が日本代表やと思うと…。でもやらなあかんこと多いよね。日本代表があの場で勝つってことを考えたら、正直ベスト8狙ってる場合じゃないよね。ベスト8狙うサッカーって今やってる延長線上でもいいけなくもなさそうな雰囲気が出てるから、そういうことじゃないよね。全然違う」と力を込めた。

 W杯の優勝は、自国の監督でしか成し遂げていないと振られると、本田は「マジすか?今までのワールドカップで優勝した国は、全部自国の監督が率いてたってこと?国を?じゃあ、もし違う監督で優勝したらそれが初ってこと?」と驚いた。「なるほど。なるほど。なるほど。これはもうふつふつと情熱が湧いてくるね。忘れないよ、この事実は。なるほど。国もいくつかイメージあるから。やったりましょう」と笑顔を見せた。
 

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