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元日本代表MF阿部勇樹氏が引退試合「違った姿をこのピッチで見せたい」親子共演も実現、有終ハット

[ 2022年11月12日 19:35 ]

<阿部勇樹引退試合>前半、PKを決めてファンの声援に応える阿部 (撮影・白鳥 佳樹)
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 千葉や浦和などでプレーし、昨季限りで現役を引退した元日本代表MF阿部勇樹氏(41)の引退試合が12日、埼玉スタジアムで行われた。

 田中マルクス闘莉王氏ら浦和時代のチームメートが中心の「浦和アジアンキングス」と、中村俊輔氏ら日本代表や千葉時代のチームメートで編成された「ジェフ・ジャパン・フレンズ」が対戦し、「浦和アジアンキングス」が8―2で勝った。

 阿部氏は両チームで45分ずつ出場し計3得点をマークした。

 前半は「ジェフ・ジャパン・フレンズ」で出場。同20分、ゴール前のこぼれ球を豪快に蹴り込み先制点を決めると、同32分には右足のFKでゴールを狙った。同35分には、闘莉王とユニホームを交換して相手チームのFKを蹴りポストに当てて場内を沸かせた。同41分にはPKで2点目を記録した。

 「浦和アジアンキングス」でプレーした後半は、途中から愛息2人も出場し、親子共演が実現した。同27分には長男・湧心(ゆうしん)くんのCKから惜しいヘディングシュートを放った。終了間際には3点目を決めてハットトリックを達成した。

 試合後のセレモニーでは「皆さんの声援が選手に与えるパワーは間違いないなと感じました。今シーズンは終わってしまいましたが、来年以降も浦和レッズのことをよろしくお願いします。僕自身は今年から浦和ユースのコーチとして新しい人生をスタートしました。プレーする姿をピッチではお見せできませんが、違った姿をこのピッチで見せられるように頑張っていきたいと思います」とあいさつした。

 阿部氏は市原(現千葉)在籍時の98年に16歳でJデビュー。07年浦和に移籍しレスター・シティー(イングランド)を経て12年浦和に復帰。昨季限りで現役を引退し、現在は浦和ユースコーチなどを務めている。

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