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シントトロイデン新加入の36歳岡崎 健在デビュー “Wシンジ”香川と2トップで躍動

[ 2022年8月22日 04:30 ]

ベルギー1部   シントトロイデン1―0オーステンデ ( 2022年8月20日 )

<オーステンデ・シントトロイデン>新天地デビュー戦で相手と競り合う岡崎(左)(C)STVV
Photo By 提供写真

 ベルギー1部シントトロイデンに加入した元日本代表FW岡崎慎司(36)が20日、敵地のオーステンデ戦でデビューし、フル出場で開幕5戦目の初勝利に貢献した。

 「自分の感覚を高めるためにもエンジン全開というか、全力でプレーできたらいいなと思っていた。それは90分通してできたかな」

 代表で119戦50得点の実績を誇るベテランが、海外4カ国目となる新天地で大きな一歩を踏み出した。入団発表から24時間以内に始まったデビュー戦でいきなり先発。日本代表の親善試合パラグアイ戦(18年6月12日)以来となる先発そろい踏みで香川と2トップを組むと、豊富な運動量で存在感を発揮した。

 前半7分に左クロスに頭を合わせてシュート。後半6分は自陣に戻ってボールを奪い、右足裏で後方の香川につないだ。そこからパスを受けた橋岡がシュートまで持ち込んだ。「真司がボールを持った時に自分は動き出しやすい」と香川との連係にも手応え。決勝点には絡まなかったものの、今後に期待を抱かせるプレーを見せた。

 背番号「30」は清水在籍時に加入してきた小野伸二の番号で「縁を感じた」と明かす。当時は先輩に憧れる23歳の若手だったが、シントトロイデンでは立場が逆だ。左クロスで岡崎のシュートを演出した21歳のMFファンデッセルは「常に反応して球際に強い。本物の財産」と、頼りになる新加入選手に魅了された様子。周囲の信頼も勝ち取り、上々のスタートを切った。

 《本田&香川は欧州5カ国でプレー》シントトロイデンFW岡崎がベルギーリーグ初出場。これで欧州1部でプレーしたのはドイツ(シュツットガルト、マインツ)、プレミア(レスター)、スペイン(ウエスカ)に次いで4カ国目となった。日本人で欧州4カ国以上の1部リーグでプレーしたのは、現在同じシントトロイデンのMF香川真司(ドイツ、プレミア、トルコ、ギリシャ、ベルギー)と本田圭佑(オランダ、ロシア、セリエA、アゼルバイジャン、リトアニア)の5カ国、シャルケDF吉田麻也(オランダ、プレミア、セリエA、ドイツ)の4カ国などのケースがある。

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2022年8月22日のニュース