湘南MF田中聡、ベルギー移籍「湘南で学んだことを最大限に生かしたい」

湘南MF田中聡（右）
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　湘南は22日、MF田中聡（20）がベルギー1部のコルトレイクへ1年間の期限付き移籍が決まったと発表。同日夜、田中は渡欧した。出発前にオンラインで会見。「湘南で学んだことを最大限に生かしてベルギーで活躍したい」と抱負を語った。

　田中は長野出身だが、湘南の下部組織で育ち、高校在学時に二種登録でトップチームにデビュー。将来は海外でプレーすることを目標にしていた。今回コルトレイクから打診が来たが、「2日間悩んだ。2日目の朝起きたときに行こうと決めた」と明かした。パリ五輪世代としても期待されているが、「代表はコルトレイクで結果を出さないと呼ばれない。しっかりプレーして」とまずは持ち味の対人の守備の強さでボランチの定位置を狙う。

　さらにベルギーからドイツなどへステップアップを目指す。また、6月にはクラブOBの遠藤航が湘南の練習場に来た時に移籍について相談し「行った方がいい」とアドバイスされたという。

　シーズン中の移籍で迷いもあったが、山口監督にも「お前が決めたこと、頑張ってこい。帰ってくるなよ」と背中を押されて決意した。