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神戸は120分激闘の末に逆転負け イニエスタと大迫は出場できず終幕

[ 2022年8月22日 18:38 ]

ACL準々決勝   神戸1-3全北 ( 2022年8月22日    埼玉 )

<ACL 神戸・全北>前半、競り合う神戸・槙野(右)(撮影・西海健太郎)
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 延長120分間の激闘の末、神戸のアジア制覇の夢は潰えた。全北に1-3の逆転負け。2大会ぶり2度目の4強進出は叶わなかった。

 1回戦の横浜戦から中3日で、午後4時キックオフ。前日21日の練習調整で不在だった元スペイン代表MFイニエスタやFW大迫勇也はベンチ外で、Kリーグ5連覇の強豪・全北相手にスタメン7人を入れ替えて臨んだ。苦戦は必至。だがチャンスを与えられた若い力が躍動した。

 FW小田裕太郎はボールを持つと積極的な仕掛けからシュートを連発し、勢いをもたらした。トップ下に入ったMF郷家友太も豊富な運動量で攻守をつないだ。そして先制点を導いたのはプロ1年目で公式戦5試合目の出場となったDF尾崎優成(19)だった。後半19分、CKの流れからエリア内でボールを受けると、反転して左足シュート。GKが弾いたボールを途中出場のMF汰木康也がつめてネットを揺らした。

 だが徐々に攻撃の回数が減り、延長前半14分にクロスを叩き込まれて逆転を許す。同点に追い付かれた後半終了間際に何度もビッグセーブをみせたGK前川黛也だったが、このシーンは飛び出しが中途半端になってしまった。イニエスタらが不在の攻撃陣では昨季までKリーグに所属したFWムゴシャに期待が高まったが、不発に終わったのも痛かった。

 アジアナンバー1の挑戦は幕を下ろし、ここからはJ1残留へと切り替える。9月3日にはリーグ京都戦(サンガS)。この経験を生かし、16位からの巻き返しを図る。

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